2009年8月 5日
クラゲの発生
多くのクラゲはポリプから生じる。鉢クラゲ類では、ポリプからクラゲが形成される場合、ポリプの縦分裂が生じ、基部はポリプとして残り、先端側がクラゲになる。その際にポリプが多数のくびれを生じて一気に多分裂を起こし、それぞれがクラゲ型になるにつれ、多数の皿を重ねたような状態になる。この状態のポリプをストロビラ、この現象をストロビレーションと言う。
分離した当初のクラゲの幼生は、八枚の縁弁を持ち、傘が深く切れ込んだような姿である。環状水管はない。これをエフィラといい、次第に成長してクラゲの成体となる。
ヒドロ虫類は、クラゲがポリプから出芽によって生じる。特に分化した生殖個虫の側面に多数のクラゲ芽を発達させる例もある。このようなものが殻に包まれている場合もある。クラゲは普通は独立して生活をするが、クラゲ型の退化傾向を見せる例があり、クラゲが小さく寿命が短いもの、ごく単純な構造しか持たない物から、独立せず、クラゲ型の個虫として有性生殖するものや、ほとんどクラゲ型の性質を失ったものまである。最後のものでは、ポリプ型の生殖個虫に生殖巣が付属したような形になり、これを子嚢という。
箱クラゲ類の場合、ポリプ全体がクラゲに変化する。鉢クラゲ類の一部や硬クラゲ類などでは卵からポリプを経ずに直接にクラゲ型に発生する。途中にアクチヌラを経過する例もある。
クラゲというのは、概して円盤状の形をしており、その周囲が口側に曲がるため、浅い場合は皿型、カップ型、深い場合は釣り鐘型の外見を持つ。いわゆる放射相称である。普通は口側を下にした姿勢をとっている。反口側は普通は凸面で、これを外傘(exumbella)、口側の凹面を下傘(subumbella)という。下傘中央には突き出した口柄があり、その先端に口が開くのが普通である。
ほとんどのクラゲは傘外周に発達する環状筋によって、傘を開いたり閉じたりするような運動を行うことで泳ぐことができる。傘の外周には触手が並び、これに刺胞があって、これによって小動物を捕らえ、捕食する。触手は、傘の周辺以外の、例えば口柄にも持つものもある。また、触手の基部などに平衡胞や、種によっては眼点などの感覚器が並ぶ。
口から傘の中央を消化器である胃腔が占め、そこから傘周辺へと管が伸びる。この管を水管と呼び、消化された成分を全身に運ぶなど、循環系としての役割を持つ。水管は胃腔から周辺へと放射状に伸びる放射水管と、傘周辺に環状に配置する環状水管とがある。このような、水管と胃のつながった、消化系と循環系の役割をする器官系は刺胞動物に特有のものであり、胃水管系と言われる。水管の配列などは上位分類の大きな特徴にもなっている。
体は外側の外胚葉と消化管内壁の内胚葉の二層からなるが、胃の上側に中膠が発達するのはクラゲ型の特徴の一つである。
クラゲの構造は分類群によってそれぞれに特徴があるので、それらを指す言葉として、たとえばヒドロ虫類のクラゲの型を指してヒドロクラゲなどと、分類群の名をつけた名を使うことがある。時には分類群名と同じになるのでややこしい。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
来月の終わる頃になると、出てきますね、クラゲ。
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